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畦野物語プロジェクト

 猪名川流域には照葉樹林、夏緑樹林(ブナ林)、エドヒガンやシロバナウンゼンツツジの
大群生など興味深い自然が里山の風情としてたくさん残されています。
また、日本書紀、摂津風土記、住吉大社神代記、万葉集などに猪名川流域の自然が多数記
されています。
このような猪名川流域の「自然」、「歴史」、「文化」の特色をとらえた流域の里山林、
生態系、生物多様性に関する解説書、研究書、専門書は多数ありますが、2015 年の夏、
里山の研究で知られる服部 保さんより住吉大社神代記に基づき、現在の兵庫県川西市畦野に
カシワの葉を採りに来た采女(うねめ・宮廷の女官)の凛(りん)が藍(あい)と柚(ゆう)
に猪名川流域の森、里山、草原を紹介し、生物多様性・生態系を講義してゆくという筋立て
の解説書がまとめられました。それが「畦野(うねの)物語」です。
 現在の科学的知見でもって解説が進んでいくといった破天荒?なストーリーで、生物多様
性や生態学の専門用語や植物名・昆虫名も多数出て来ます。また万葉集の和歌も多く引用さ
れており、今までの解説書とは全く異なった、「人と自然」という新しい視点から猪名川の
自然が見えてくる読み物となっています。
(自費出版されたもので、現在入手は難しいのですが)
この「畦野物語」をもとに、里山をより広く親しんでもらおうと、いろいろなプロジェクト
動き始めました。

「物語」を表現する

畦野物語の紙芝居。縁があって宝塚在住のデザイナーさんに書き起こしていただきました。全11枚。すべてのストーリーが網羅されているわけではありません。上手いヘタは関係ありません。
枚数も自由。
あなたも、あなたの想いで紙芝居を、挿絵を描いてみませんか。

「物語」を舞台に

物語自体はシンプルなショートストーリーとなっています。
畦野物語を寸劇で、演劇で、人形劇で、ミュージカル?で
演じていただける方を募集いたします

物語を歩く

采女たちが歩いた物語の舞台を歩いてみませんか。
行程の提案や立ち寄り場所の紹介、案内役のお世話をいたします。

                                  ▲ページ先頭へ
お手伝いいただきたい内容
紙芝居:畦野物語は ~○○編など いろいろな派生版を考えています。絵心のある方、描いてみませんか。
挿 絵:1枚の絵で結構です。畦野物語のシーンを描いてください。
写 真:畦野物語を進めていく上で説明に使える写真をご提供ください。
人形劇:畦野物語を人形劇にしてみませんか。協力していただける団体をご紹介ください。
寸 劇:畦野物語を演じていただける方・団体を募集いたします。
読み手:「紙芝居」で「挿絵」で、こどもたちの前で畦野物語を語ってみませんか。
訪ねる:畦野物語の舞台を歩いてみましょう。ガイドブックを作成しましょう。
広める:畦野物語のコンテンツを提供いたします。教材に、研修に、イベントに活用ください。

プロジェクト第1段



東谷は川西市の北部、里山への玄関、信長ゆかりの山下城跡、秀吉の多田銀銅山の製錬で栄えた町。大正2年に能勢の産物輸送と妙見宮への参詣者を運ぶため、能勢電鉄が開業したことにより、周辺里山地域より産物、人、文化が集まり、大正の頃は、銀行、証券会社、芝居小屋、ダンスホール、カフェ、ビリヤード場などが立ち並ぶ華やかな町でした・・・