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「ギフチョウ放蝶会」宝塚自然の家

実施日 平成31年4月14日(日) 

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 雨の降る肌寒い日となり、飼育ゲージの中のギフチョウはじっとしていて動きません。放蝶会には14名の方が参加してくださいました。46年前に自然の家でギフチョウ飼育を始めた足立会長が、ギフチョウの特徴や生態についてわかりやすく解説しました。
 いよいよギフチョウをゲージの外に放します。お天気の日ならゲージの扉を開けただけでチョウたちは外に舞い出してきますが、今日は1匹ずつ、そっと翅(はね)をつまんでコバノミツバツツジの木まで運び、花や枝にとまらせました。ちいさな子もとてもじょうずにできました。
 みんなで放蝶したギフチョウが自然のなかで増え、ずっとずっとこの地で命を
つないでいくことを願っています。

「ギフチョウ観察会」宝塚自然の家

実施日 平成31年3月30日(土) 

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 今年は暖冬のために休眠打破の状態が鈍く、サクラの開花は、平年並みかやや遅めになっていました。しかし、ギフチョウは例年よりも早く羽化が始まり、観察会当日のケージの中には80匹ほどの成虫が参加者を迎えました。
 残念ながら当日の冷たい風や雨により、活発に飛び回る様子は観察できませんでしたが、逆にギフチョウがサクラやコバノミツバツツジに羽を広げて休み、カメラの前では一番良い姿で撮影できたのではないかと思います。
 このギフチョウは日本の固有種。しかも兵庫県レッドデータBランク。里山の荒廃とともに、最近は野外で見かけることも少なくなってきました。
 今日の観察会には、午前・午後の2回の観察会に60名を超える参加者がありました。   
 今年は自然観察の好きな方が多く参加されたようで、熱心に「ギフチョウ物語」の講演や吸蜜体験の説明に耳をかたむけ、私たち指導員によく質問をされていました。
 ギフチョウ観察に引き続き、里山に関係する古民家(旧東家住宅)に移動。家の形状や昔の暮らしがいかに山を利用した生活だったかを学習しました。「むかしむかし、おじいさんは山へ柴刈りに・・・」という昔の暮らし方が、ギフチョウをはじめとする昆虫にとって、いかに大事なことであるのかということ、命のつながりに大きく関わってくることを学習されたと思います。
 里山があってこそ、生き続けることのできるギフチョウ。今回の観察会が単なるギフチョウを見たという体験に終わらず、今ある自然をいかに保護していくかという大きな課題まで問いかける良い学習の機会であったと思います。

寒さに負けず、楽しくバードウォッチング

実施日 平成31年1月26日(土) 雪  武庫川河川

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 昨年は朝から雪の舞う中での観察会でした。今年は好天の中での開催を願っていましたが、観察会の日が近づくにつれ冬型の気圧配置が強まり県中部でも雪が積もる恐れもあるとの予報になりました。幸い昨年のように雪が舞うことはほとんどありませんでしたが、肌に突き刺さる冷たい北風が吹き荒れ、本当に寒い!という中での観察会となりました。
そんな天候にも関わらず今年は50名近くの方が、寒さに負けず双眼鏡を持って熱心に参加されました。
まず河川敷に降りると、50羽ほどのユリカモメのお出迎え。顔を冷たい水の中につけ、可愛くお尻を出しているオナガガモ。ここ数年たくさん見られるようになったオオバン。カイツブリやキンクロハジロが水に潜り浮かんできては「あ!出てきた。」と思わず声が出ていました。川岸近くにはヒドリガモの群れ。カワウがのんびり岩の上にと、たくさんの鳥を観察することができました。また遠くで泳いでいる鳥をフィールドスコープを使って観察してもらうと「まあ、きれいな色でこんな模様なんですね。」の声も。2kmの道のりを2時間程かけゆっくりゆっくり歩きながら、皆さん鳥の動きや様子を楽しく観察されていました。
「ただ何も知らなければ、毎日川の横を歩くだけのことですが、こうして身近な鳥のことが分かると、人生に楽しみが増えますね。また参加したいと思います。」との感想もありました。何かに向き合うことの楽しさが増えれば行動的にもなれるし、皆さんにとっても良い機会になったことと思います。
最後に鳥合わせをしました。今年は25種類。水鳥は例年並みですが、冷たい北風が強く吹いていたこともあってか、毎年よく見られていた小鳥(シジュウカラ・メジロ・エナガ・ジョウビタキなど)が見られず残念でした。

宝塚まち歩き 小林~仁川の秋をさがそう!

実施日 平成30年11月4日(日) 晴れ 9:30~12:00

img20181110073515285219.jpg熊野神社 img20181110073515231851.jpg熊野神社 img20181110073515302855.jpg聖心まち歩き棚瀬校長より説明 img20181110073515284489.jpg宝塚ゴルフ倶楽部

 
 「ユルスナールの靴」に描かれたみこころ坂では、枝先から紅葉を始めたトウカエデとイロハカエデとの違い、またイチョウが雌株と雄株が別々であること。カリンやクスノキも含めこれらがなぜ巨木であったことなど観察をしながら秋を感じていただきました。なかでもヒマラヤスギはさらに高木・巨木でしかも10,11月に雌花や雄花が開花することを知りました。これらの巨木はおそらく開校以来ずっとそこに立ち続けてきたものと思われます。特徴ある光景です。
校門のそばのカキノキの紅葉は『柿もみじ』と俳句の季語にあるとのこと。太陽に透かして見るとさらにきれいに見えます。懐かしいといえば、ゴルフ場のフェンスの大きなアケビの実を見ることができました。『まち山』では心が休まるものに出逢えたのではないでしょうか。
 また文化財としての小林聖心女子学院、伝説民話として鹿塩に伝わる牡鹿・牝鹿の物語と仁川大池のトンボなど自然以外のことを訪ねるコースともなっていました。
今回のまち歩きには宝塚市内で初の出来事が4つ含まれています。宝塚ゴルフ俱楽部は開設第一号、小林聖心女子学院は私学として第一番目の開校、また同校本館は国登録有形文化財として最初に登録され、小仁川でのヒメタイコウチの発見も特筆すべき出来事でありました。
 実際に歩きながら観たり、触ったりしたことで理解が深まったことでしょう。参加者の皆様には本日の学びが今後の学びにお役に立つことをお祈りします。
 最後になりましたが、このたびのまち歩きでいろいろお世話になりました宝塚ゴルフ俱楽部、小林聖心女子学院、熊野神社の皆様には感謝申し上げます。

(参加者は約100名)
                              森本敏一

秋の鳴く虫観察会(宝塚自然の家)

実施日 平成30年9月23日(祝)

  

 9月23日秋分の日、恒例行事の「秋の鳴く虫観察会」を宝塚自然の家で行いました。今年は2部制で実施。
1部は、自然の家の敷地内で、虫とり大作戦。あちこちで、「バッタとった」「コオロギとった」の歓声の中で、「ショウリョウバッタ」と「ショウリョウバッタモドキ」、「エンマコオロギ」と「ツヅレサセコオロギ」など大人顔負けの正確さで特徴を見極めて名前を言える子もいて、その昆虫博士ぶりにびっくり。ナツアカネが山から下りて来て枝先で羽を休めているのを見つけ、背伸びをして「やったー!」と採る姿も。大人も子どもも虫採りに興じました。
2部では、『人と自然の博物館』の八木先生から夜の虫の探し方や鳴き声を教えていただき、野外観察へ。かすかな虫の音をたよりに、学んだばかりの声を探します。街中の騒音もなく、きれいな声があちこちで聞き取れました。
今年は「中秋の名月」の1日前。黒く映える木々の向こうに流れ行く雲とその合間に見え隠れする月とのコントラスト、そして静寂に包まれた森の中での虫たちの声、改めて自然の素晴らしさと秋の深まりも体感できました。(Ka)

水辺の生き物探検(宝塚市環境政策課共催)

実施日 平成30年9月22日(土)場所 逆瀬川

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 毎年実施の全国一斉水生生物調査としての「水辺の生き物探検」は、川の増水で9月に延期して小学生ほか総勢34名で実施しました。当日朝ポツリと当たった雨も、開始時間には日が照るほどの好天気になりました。
 参加の網を持った子どもは橋の上から川を眺めて、早くもやる気満々の声をあげています。
 河川敷に降りる階段や川の中での活動は、スタッフたちが安全第一で見守りました。紙芝居で水質と生物の関係の話を聞き、網を使っての生物の取り方説明の後、「ヒャー冷たー!」と言いながら子供たちは川に入っていきました。
 岸辺や石の下から生き物を見つけ「カニとったー」「パパこれ取って」と魚やカニ、水生昆虫類をつかまえました。採取された生き物は、全26種、サワガニ、ヘビトンボ幼虫の数が多く、水質階級「Ⅰきれいな水」と判定。
 毎年7月の生物調査で見られるミヤマアカネのヤゴは、陸上へ飛び立った後で確認できませんでした。
 逆瀬川に多くの生き物がすんでいることを知った、いつまでもきれいな川でいてほしい、と感想を聞かせていただきました。

カワラサイコの観察と調査

実施日 平成30年7月1日(日)

 朝から31℃の暑さでしたので参加者の体調を一番心配していました。次に当日の天気が心配でした。しかし、何事もなく無事終えましたこと嬉しく思います。こんな暑いときに開催しなくてもという気がしないでもありませんが、開花時期に観察会はぜひ必要でした。
「市庁舎や阪急電車が見え、散歩、ジョギング、街の様子が手に取るように見える日常の風景の中に絶滅危惧種が生息している武庫川だからこそ」希少種カワラサイコを大事にしたい。大先輩の故新家勝氏の思いを引き継いで10年たちました。初回1998年の調査からこれで20年4回目が実施できたことでほっとしています。このたびの調査はまだ一部分ですが前回と比べて増えたところや減ったところとありました。次の5年後植生はさらに変化していくのでしょう。
お誘いした知人から「楽しかったよ。花を見たのも調査に参加したのも初めてでしたが楽しかったし花はかわいらしかった」と言っていただきました。参加者の皆さんが初めてカワラサイコを知って感動されたようです。この日参加された皆さんとまた調査・保全活動をしたいものです。
保全活動で忘れてはならないことのひとつに<ひょうごアドプト>のボランティアの方々の理解と協力があることです。御礼を申し上げます。
                    宝塚市自然保護協会 吉田・森本   
 

この事業はひょうご環境保全連絡会からの助成を受けて実施いたしました。

 

「ホタル観察の夕べ in 宝塚自然の家」

実施日 平成30年6月17日(日)

「夏は夜。月のころはさらなり、蛍の多く飛びちがいたる」平安時代に書かれた枕草子の一文である。いにしえより多くの人々に愛でられてきたのがホタルである。
「市内のゴルフ場で行われたホタル観察に行き、ホタルに興味がわきました。」という人や「小さい頃に馴染んだホタルをもう一度見たいと思い来ました。」というご年配の御夫妻に「子どもにホタルの飛ぶ姿を是非見せたい。」とおっしゃる若い御夫妻。それぞれの思いを胸に、宝塚市はもちろん遠くは吹田市から70名近くの方の参加があった。
 観察場所は、宝塚市内でも唯一といっていいほど街灯のない場所であり、観察にはうってつけ。屋内運動場でのホタル学習会の後、いざホタル観察に出発!
 森に近づくとホタルのお出迎え。自然と歓声が上がりました。お年を召した方は「日本の原風景を見ているみたい。」とホタルが見せる夏の夜の幻想的な景色に思わずため息が・・。小さな子どもを連れた家族は「こんなに近くで見られるとは。」と少し捕まえては、さっそく学習会での内容を子どもさんに伝授されていました。今回は“ホタルブクロ”という花の中にホタルを入れて光を観賞する風情あふれる特別な体験もありました。
 自然の家近くに戻って、「来年も美しい姿を見られるように捕まえたホタルを自然に帰してあげましょう。」と伝えると、小さなお子さんは「ホタルさん、ありがとう。」の声とともに、お母さん方は「たくさんかわいい赤ちゃんを産んでね。」と。自然を大切にしようというその声は、ホタル以上に感動的に心に響きました。
 日本の夏の訪れを告げるホタルの光。夕闇を舞う蛍たちの幻想的な姿。そして参加されたみなさんの声。まさに感動ものの美しさでした。
 ※最後になりましたが、今回はバス希望者が少なく、結果的にバスが出せませんでした。申し訳なくお詫びいたします。(垣田) 

この事業はひょうご環境保全連絡会からの助成を受けて実施いたしました。

「ほたる観賞の夕べ in 宝塚ゴルフ倶楽部」

実施日 平成30年6月6日 & 6月7日

 宝塚市と宝塚ゴルフ倶楽部が共催で実施しているこのイベントは、無料のうえに人数制限がないこともあって毎年宝塚市内外からたくさんのかたが来られます。
 6日は雨でしたが100名ほどが来場されました。お天気が回復した7日にはなんと1,800名!!
 暗くなってホタルが光り出すまで、当会の足立会長のホタル・セミナーです。今年はとくに熱心に聞いてくださったように思います。
 ゴルフ場のなかを流れる逆瀬川沿いを歩いていくと、ホタルたちが迎えてくれます。「きれーい」ため息まじりの声。ホタルの幻想的な光を見るとふしぎとこころが穏やかになりますね。
 住宅地の隣でのホタル鑑賞会。これからも長く愛されるイベントであってほしいと願っています。(M)

「ギフチョウ観察会 in たからづか」

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実施日 平成30年3月25日(日)

「ギフチョウ観察会 in たからづか」を宝塚自然の家で実施した。
ギフチョウは、ソメイヨシノの開花とほぼ同時期に羽化し、早春のごく短い期間にその華麗な姿を現すことから「春の女神」と呼ばれているが、すぐに姿が見られなくなるため「スプリングエフェメラル=春のはかない命」とも言われる。
 近年、その生息地は減り、各地で保護活動が行われている。宝塚市自然保護協会は、1973年から宝塚自然の家でギフチョウ飼育を始め、保護活動に取り組んでいる。
 今年の観察会のキーワードは「里山」。里山を考えるため、ギフチョウ観察と共に宝塚自然の家の敷地内にある茅葺民家の旧東家住宅見学も行った。(“ほんとうの里山”は、現在、川西市黒川の一部にしか存在しないのだが。)
 ギフチョウ生息数減少の要因の一つが、里山放置と荒廃である。「おじいさんは、山へ柴刈りに・・・」は、昔話の出だしの常套句。ところが、この山を利用した生活から、炭や薪が必要なくなる生活への変化に伴って山の荒廃が進み、“ほんとうの里山”が姿を消しつつある。人里に近い開けた明るい山を好んで活動するギフチョウの姿を見ることも、めっきり少なくなってきているのだ。
 旧東家住宅では、「昔はこんな生活だったなあ。」と郷愁に浸りながらも、自然の中にある材料を利用し生活してきたかっての様子を知っていただいた。里山を形成してきた暮らしが遠いものとなり、その里山をすみかとしてきたギフチョウが減少してきた理由も理解していただけたと思う。
 昔は比較的普通に見られたチョウだが、近年、緊急に保護されなければならない生物として国や県から指定を受けている。シカの増加による食草への影響も今後の懸念材料だが、宝塚市内の生息地である西谷が、ギフチョウにとって居心地のよい場所として、ずっと残っていてほしいと切に願っている。

1月27日(土) 雪の中で 「バードヴォッチング」

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7月23日(日) 水辺の生き物探検(宝塚・逆瀬川)


▲クリックでフォトライブラリーへ

橋を渡る時、必ずと言っていいほど川を覗き込む。池があれば何かいないかと
覗き込む。そして「魚がいた!」「いなかった」と足早に通り過ぎる・・・この
ような日常が変化するのが、今日、逆瀬川で行われた「水辺の生き物探検隊」。
川に入り、細かに川の中を調べて見ると、実に多くの生き物たちが生活している
ことに気付かされます。流れの速いところに、緩やかなところに、そしてワンド
のような水たまりに、草むらの陰に、石のすき間や石の下に、人知れずひっそり
隠れている生き物たちの多いこと。遠くからでは気づくことのない生き物が、そ
れぞれ自分に適した場所で生活しているのです。まさに生物多様性を感じさせる
世界です。
 加えて、この生き物たちが、私たちの環境の良し悪しまで教えてくれるのです。
「指標生物」といい、環境の変化に敏感な生き物を 調べることによって、水の
汚れ具合などを知ることができます。
 今日、ヤゴやカゲロウなど、水の中にすむ虫を獲るのに夢中だった子どもたち。
初めのうちいつもは目にしない生き物の出現に「何これ?」と声をあげていまし
たが、観察会での話を聞き終える頃には、目線も変わり、自然と人とのつながり
を感じ始めてくれたようです。
 宝塚の小さな川での観察会。単に多くの生き物が暮らしていることを知っただ
けでなく、その生き物たちの暮らしを通して、環境を守り続けていく努力がこれ
からも必要だということを学ぶきっかけになったのではないかと思います。
川の中、まだまだ知られざる世界なんですよね。(Ka)

6月18日(日)「ホタル観察の夕べ」


■休所中の宝塚市自然の家で「ホタル観察の夕べ」を実施しました。お天気に恵
まれ、月がない(この日の「月の出」は深夜)というホタル観察には絶好の夜で
した。宝塚駅からの貸切バス組と直接自然の家に来た方々、合わせて約100名が
集まりました。
 闇に包まれる午後8時まで、ネイチャーゲームやホタルの観察がより楽しくな
る学習会をした後、待ちに待ったホタル観察に出発!
 歩き出すとすぐ、ホタルのお迎え。よく見に来てくれたといわんばかりに飛ん
でくれました。茂みの暗やみに、向こうの山裾に、湧き上がるような光の線。そ
れが田んぼの水面に映って幻想的なイルミネーションのよう。みなさんから思わ
ず「わ~きれい!」「一斉明滅だ!」と感嘆の声が上がりました。
 空を見上げると北斗七星をはじめとする星々。都会では味わえない光のショー
を観る事が出来ました。昨今、街中で見ることが少なくなったホタルですが、
「貴重な体験ができ癒されました。」「こんなにきれいなんや。」「昔を思い出
しました。」とたくさんのうれしい感想もいただきました。
 宝塚の自然のすばらしさを改めて感じた夜でした。

参加された方がフォトレポートをアップしてくださいました!

夫婦でホタルを見に..

6月3日 特定外来生物オオキンケイギク駆除作戦!

この時季、河川敷や道路わきなどで山吹色のコスモスのようなきれいな花が見ら れますね。
外国から持ち込まれたオオキンケイギクです。
オオキンケイギクは旺 盛な繁殖力でどんどんふえ、もともと日本にあった植物を駆逐して
しまうおそれ があるとして「特定外来生物」に指定されました。
宝塚市自然保護協会は2年前から宝塚市と協力して逆瀬川のオオキンケイギク駆 除作戦を
展開しています。
3回目の今年はトライやるウィークの中学生がふたり、 事前調査から本番の講義でも活躍
してくれました。
わたしたちが目指すのは「オ オキンケイギク・ゼロの逆瀬川」です。
参加者50人で4つの堰堤のオオキンケイギクを駆除しました。駆除したオオキンケイギクは
全部で153.4kg、4,854株でした。
袋に詰めたオオキンケイギクはクリー ンセンターで焼却処分されます。
参加者のみなさま、お疲れさまでした☆
オオキンケイギクの重さを計量している間に、水生生物の観察会をしました。
逆瀬川にはいろんな生き物がすんでいることがわかってびっくり!
これからも逆瀬川の自然をみんなで守って行きたいと思った一日でした。

4月2日(日)「ミニ自然観察会」

2017年4月2日 ミニ自然観察会 第3回こむ1会フェスティバルでミニ自然観察会「春の草木のふしぎ・ふしぎ」を 実施しました。
観察会の場所はぷらざこむ1の建物の周囲(庭)です。街なかで の観察会をしてみたいと思っていましたのでとても良い機会でした。 参加者さんは熱心にメモをとりながら「へぇ~」「おもしろいですね」と、とて も興味をもってくださり、会話を楽しみながら観察会を進めることができました。
ご参加くださったみなさま、どうもありがとうございました。

3月26日(日)「ギフチョウ観察会とかまど体験」


宝塚自然の家でこの季節にだけ見られるギフチョウの観察会をしました。茅葺
(かやぶ)きの家では日本昔話の世界にタイムスリップ。松尾湿原でのスギの間
伐(かんばつ)は大迫力だったね。お昼には山歩きのときに採ってきたヒサカキ
の葉っぱでお茶をわかして、かまどでつくったおいしい焼きいもを食べました。
午後はネイチャーゲームを体験、生き物たちの知恵にびっくり。
里山のいろんな不思議や魅力に触れた1日でした。みんなのこころのなかに思い
出の宝物はいくつふえたかな。リンクをご覧くだ さい。

1月21日(土)「バードウォッチング」


新年恒例行事のバードウォッチングは小春日和のすてきなお天気になりました。
今年はカワセミを見ることができたラッキーな参加者も!
全員が見た鳥を合わせると29種類。
どんな鳥が見られたのかはリンクをご覧くだ さい。

7月24日(日) 「水辺の生き物探検」 宝塚市逆瀬川にて 

     ※ 「水辺の生き物採取と水質調査」 フォトライブラリーはこちら

表にまとめると逆瀬川の水質は「きれいな水(水質階級I)」だとわかりました。


3月27日(日)「春の女神・ギフチョウ観察会」開催 

宝塚市立宝塚自然の家」は宝塚市の天然記念物・松尾湿原や素晴らしい里山を 誇る自然の宝庫です。
また、里山に生息する日本の固有種ギフチョウを飼育して いることでも有名です。

2016年4月から2年間、自然の家は施設整備のため休所することになりました。
そこで、例年4月に開催しているギフチョウ観察会を今年は少し早く開催しました。

ギフチョウもいつもの年より10日ほど急いで羽化して(さなぎからチョウになっ て)くれました。
足立会長からギフチョウの話を聞いて、思い思いにギフチョウの撮影会。
今春、小学1年生になる男の子は「モンシロチョウやアゲハチョウは見たことがあるけ ど、
ギフチョウははじめて見たからびっくりした。しゃしんをいっぱいとりまし た。」と感想を書いてくれました。
そうだよね、ギフチョウは街では見られない ものね。ギフチョウの写真をおうちで見返して、
はじめてギフチョウをみた「びっ くり」をずっと忘れずにいてくれたらうれしいな。

 … … ◇ … … ◇ … …この時の写真はギャラリーへ

1月16日(土) バードウオッチング開催!
 

みなさんで見た鳥を合計したらなんと20種類以上!!
身近な武庫川にこんなにいろんな野鳥がいるなんてすてきですね。
鳥たちは、日によって、時間帯によって、 もちろん季節によっても見られる種類が違います。
観察会では見られなかった鳥が 別の日には見られるかもしれません。
どうぞ双眼鏡を持って また河川敷を歩いてみてくださいね。

その時の記録リストはこちらから

11月14日(土) 湿原保全体験と秋の野遊び開催! 

     ※ 「こども北摂里山探検隊」(阪神北県民局主催)との共同開催でした。


ひと・さと・ずっとブログでも紹介されました!

フォトライブラリーはこちら


1018()開催 不思議発見ウォーキングⅣ ご参加ありがとうございました。
「自然の宝庫、武庫川渓谷で新しい発見を!
2015(平成27)年1018()開催 


 武庫川渓谷の生態系は兵庫県RDB-Aランクに指定されています。生物多様性に富み自然観察には最適な場所です。秋の草花や果実を中心に観察しながら、ゆっくりと歩きました。
 不思議発見ウォーキングもいろいろテーマと場所を変えて、今回で四回目になります。
西は加古川市から東は川西市まで、30名という予想以上の参加があり、二班構成にすることにしました。参加者の中には専門的な知識を持たれた方もおられま したし、初心者の方もおられました。層が広い分、気を使いましたがクイズを出 したり、質問を受けることでコミュニケーションが図られ、充実した観察会がで きたと思います。 終了後のアンケートや個人的にもらったメールでは感謝の気持ちや、季節を変え てまたやってほしいという意見をいただいています。
その時の様子は ひと・さとブログさんでもご紹介いただきました。

9月12日(土) 知明湖キャンプ場で足立代表が授業を行いました。

ブログで紹介されました。ひと、さと、ずっとブログ


7月26日(日) 水辺の生き物探検 <水の中の生き物を探して水質調べ>

六甲山の東端を源流とする逆瀬川は街中を流れる河川でありながら、珍しい生き物が見られます。
水辺の生き物を調べて、逆瀬川の水質を判定。夏休みの自由研究の相談も行いました。
主催 宝塚市自然保護協会  共催 宝塚市  場所:逆瀬川なかよし橋付近






■これまで行った観察会(主なもの)

「湿原保全と秋の里山ハイク」
「きずきの森でネイチャーゲームと自然観察会
「秋の鳴く虫ナイトツアー」
「水辺の生き物探検」
「ホタル観察の夕べ」
「甲山周辺で不思議発見」
「春の女神とサクラを見よう会」
「野鳥観察会」
「親子で楽しもう秋の里山」
「秋の観察会」
「秋の鳴く虫観察の夕べ」
「ホタル観察の夕べ」
「武田尾渓谷自然観察ハイク」
「環境学習 春の女神と山菜の観察会」
「環境学習 野鳥観察と巣箱作り」
「環境学習 秋の里山楽校」
「武庫川ネイチャーウォーク」
「秋の鳴く虫」観察会
「ホタル観察の夕べ」
「山桜・蝶・地学のハイキング」
「冬の里山楽校 バードウォッチング」
「秋の里山楽校」
「立合新田・生き物みつけ隊」
「秋の鳴く虫観察会」
「ボタル観察オールナイトハイク」
「ホタル観察の夕べ」
「山桜とギフチョウ観察会」
「冬の里山」
「冬の武庫川探検」
「秋の里山で遊び、自然を学ぼう会」
「カワラサイコ植生調査」
「初秋・西谷の湿原観察会」
「剣谷湿原観察会」