武庫・狭間・弥生の森

花の里公園奉仕団

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活動が始まった背景とこの間の活動について


 2003年に定年で三田へ転居して来たことをきっかけに、ある種のあこがれを持っていた里山活動を、講習を受けた有馬公園で月2回仲間と始めました。
 しかし、里山はもっと身近にあるべきではないか、整備された森が市民に日常的に利用してほしい、活動頻度をもっと上げたい、等の理由で、活動場所を自宅から歩いて行けるフラワータウン周辺地に求め、新しい仲間と2009年から花の里公園奉仕団の活動を始めました。
 活動はいわゆる里山林の整備で基本的にコナラなど落葉樹を残し、アラカシなどの常緑樹や笹を伐採しています。ニュータウンの周辺緑地が細長く分布するため、結果的に、神戸市との境界に沿った、森の中を通る5㎞の起伏のある山道が出来上がりました。フラワータウンの居住地から10分程度で山道に入り、多くの住民の方の散歩道として楽しまれています。
 会員は12名、制限をしているわけではありませんが、平日の活動であるためか、65歳以上定年後の男性です。最近強力な女性が1名入会していただきました。活動日は1年中、毎週火曜日、弁当持参で10時から15時です。

今年の活動について

 2013年から林野庁の森林・山村多面的機能発揮対策補助金を受けて活動をしています。このこともあって、最初の弥生付近が終わり、対象地を2018年から深田池公園北の森に移動しています。こちらも三田市所有地です。また、竹林の進出が激しいため、対象は里山林整備に加え、竹林整備を行っています。その他、周辺市民への広報、共有を目的に、里山を歩こう会や芋煮会を開催しています。
 活動は週1回10時から3時、6~8名の参加者で行っています。今年度前半は主に竹林の整備を行いました。完全伐採は困難ですが、美しい竹林の形成を目標としています。併せて竹林内に景観を楽しめるよう遊歩道を作りました。
11月に市民の方を招いて山歩きと芋煮会を行いました。山歩きには20人が、芋煮会には老人が中心ですが50人の方が参加していただきました。
後半は里山林の整備を行います。コナラ、サクラなどの落葉樹を残し、常緑樹、笹、つる植物の伐採を行います。
 活動内容は三田市の主催する市民活動情報サイト「きっぴーねっと」の活動紹介に、毎週、花の里公園奉仕団として報告しています。ぜひご覧ください

花の里公園奉仕団(きっぴーねっとサイト)


今後の抱負

 
 2003年から17年間、ほぼ週1回7名程度の定年退職者で活動してきました。最初はいわゆる里山整備の理念に燃え、完全な常緑樹、笹、ツルの除去、落葉樹林の形成を目標にしていました。しかし、週1回の活動、これでも多いほうだとは思いますが、平均年齢75歳、10名弱の活動力では限りがあります。なお、安全面の考慮からチェンソーを使っていません。当然ながら、5年経てば笹が、10年経てば低い常緑樹やツルは復活します。初期の目標達成は不可能と考えています。
 竹林の場合も2年やってみて同様で完全伐採は困難です。枯れ竹の除去、選抜した青竹の除去により拡大を抑え、美しい竹林を作るのが精一杯と考えています。
 我々の整備の目標は、里山林の再生は頭において、そこそこに美しい森を作り、そこに周辺の住民の方が頻繁に、それこそ毎日の散歩地として、立ち入ってもらい、森の良さを味わい、安らぎを得てもらうことと考えています。
そして、何よりも我々自身が活動を楽しむことが大事と思います。高齢化社会を迎え、老人がいかに元気で健康に毎日を過ごすかが大きな課題となっています。週1回仲間とともに、森の中に入り、自然の中で活動することは、心身ともに健康維持する源と考えています。森の中で何かをしなければならないではなく、ある意味、気ままに自分の能力を発揮することが健康に大きく貢献します。この方向で残る5年、10年活動を進めたいと思います。
 
小径のルート(緑線)
小径へ東からは北摂三田高校の横から入ることができます。