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2019-05-18

そもそも「里山」って何だろう?


里山」は集落と原生的な自然との中間に位置し、農地としたり薪や炭を得る場所として人が利用してきた山(場所)です。 食料や木材などの自然資源の供給場所としてだけでなく人と自然の文化を産んだ場所でもあります。
 近年、「里山」という言葉が注目されるとともに、いろいろな意味で使われるようになりました。 学術的な意味、広義・狭義の解釈などいろいろありますが、ここでは人が生活の糧を得るために手入れをし続けていた山や森ということで話しを進めて行きます。

2019-05-18

日本の里山・黒川


  川西市の最北で能勢妙見山のふもとに位置する黒川地区。
世帯総数50あまり、人口百人足らずの、山間に広がる小さな村です。
古くから茶道などに使う高級木炭である池田炭の産地として知られ、豊臣秀吉が称賛したとも言われています。
 今もなお、里山としての利活用がされており里山景観が残る国内に残る数少ない地域として、 「日本の里山100選」にも選定されました。

2019-05-18

自治会


  人口減少・少子高齢化が進み、里山の景観や伝統が失われつつある現状を憂い、黒川の伝統と文化を見つめ直し、地域住民やボランティア、産学・行政の協力を得ながら、 日本人のこころのふるさとである里山を、黒川を、未来へ繋げて行きたいと考えています。

2019-05-18

日本一の里山 黒川


  黒川地区は日本一の里山ともいわれています。
その理由は 
○全国的に貴重な炭(一庫炭・菊炭)を今でも生産している(文化性) 
○里山を象徴するモザイク状(パッチワーク)の景観が見られる(景観性) 
○里山としての歴史を平安時代までさかのぼれる(歴史性) 
○カブトムシやクワガタムシ、チョウなどが多く生息する(生物多様性)
 
3番目を除けば黒川が日本一の里山と言い続けられる保証は、なにもないことがわかります。
日本一を名乗ることが目的ではありません。里山という美しい日本の文化と伝統を永遠(とわ)に残していくこと。「里山は日本人のこころ」、それをここで伝えていきたいと願っています。