2015年10月11日(日)
樹木にまきついてツルを取り、ツルでかごを編みました。参加者45人
毎年10月は、里山文化・技術の伝承「ツルかご編み」を実施。当初はカゴの編み方を指導できる会員は2~3人でしたが、今ではツルかご編みの技術を習得した会員が増えました。
◆自然観察と公園周辺のツル採り(山のおそうじ)
①里山を手入れする人が少なくなると、放置した山では自然遷移が進みツルに覆われてきます。特にツル性植物は、樹木に巻き付き樹木を締め付け、樹冠を覆って光合成を妨げ木を枯らしてしまいます。開園当初の一庫公園の森はツルにおおわれた樹木がたくさんありました。
②今回も子どもの参加者が多く、公園周辺のツルを採ったり、木の実を拾いながら歩き、木によって葉っぱの色や形などが違うこと、シカやイノシシの食害などを見てもらいながらツル採りをしました。
毎年同じルートを歩きながらツルを採っているのに今年もありました。いくらでもツルははびこるようです。
◆ツル採りの後は、ツルカゴ・木の実のリース作り
③ツル採りの後、ツルかごやリースづくりをしました。
年々参加者が増えていくので例会に合わせて会員の方がたくさんツルを準備してくれました。ツルの良し悪しが作品にも影響してきます。
④かご編みには、ツル選びも大切で、たくさんのツルの中から選べるようになり、かご作りも少し楽になりました。
ツルの選び方の説明を子どもたちも熱心に聞いています。
⑤自分で採ったツルでカゴをつくると取り組んだ子ども、難しいのでリースをすすめたがカゴをつくりたいと完成させた子ども、個性ある飾りつけをしながらリースをつくりあげた子ども。みんな飽きることなく取り組んでいました。
⑥多数の参加者でしたが会員の技術も向上し、マンツーマンで臨機応変に指導できるようになり、楽しい一日になりました。